HORI Fighting Stick α (PS4/5) レビュー

既に「HORI Real Arcade Pro EX」「Gamesir Arcade Fightstick C2」と2つもアケコンを所持しているのですが、つい先日発売された「HORI Fighting Stick α (PS4/5)」がどうにも気になってしまい、ポチってしまいましたのでレビューを。

「HORI Fighting Stick α (PS4/5)」

安定感は問題無いが、若干剛性不足

重量は2.7kgとここ最近のアケコンの中では少し軽めではありますが、本体底にある滑り止めも併せて、安定感は十分と思います。足の上にのせて使う方でも問題ないでしょう。

十分に重く、滑り止め付きで安定化は問題なし

ただ、このアケコンはアタッシュケースのように本体をパカっと開くことが出来るのですが、そのギミックのせいか本体両サイドが微妙に反り上がっています。ロック部分が本体真ん中にあり、両サイドは浮いている状態なのでそれが原因かと。もちろん、プレイに影響が出るようなことはありませんが。

真ん中から両サイドにかけて微妙に反り上がっている

PS4/PS5/PCの切り替えが可能

筆者はPS4/PS5を持っておりませんので試す事は出来ませんが、本体右上にPS4/PS5/PCを切り替えるスイッチが付いており、「Gamesir Arcade Fightstick C2」 のようにPS4利用時に純正コントローラーを別途接続する必要はないようです。PCについてはXinputのデバイスとして認識されます。DirectInputには対応していませんので古いゲームをプレイする場合には注意が必要です。

PS4/PS5/PC で切り替え可能

配線を変更する事なくボタン配置を変更可能

本製品は本体を開けてボタンの配線を変更する事が可能ですが、公式のボタン配置変更アプリ「HORI Device Manager」を利用することで、物理的な配線はそのままに、仮想的に好みのボタン配置に変更する事が出来ます。

以下はデフォルトのボタン配置ですが、筆者の手は 「HORI Real Arcade Pro EX」 の配置に慣れ過ぎてもうどうしようもないので、配置を変更する必要があります><

デフォルトの配置

「HORI Device Manager」 でボタン配置を変更します。「HORI Real Arcade Pro EX」と同じ配置に変更しました。「HORI Real Arcade Pro EX」 には無いL3/R3(LSB/RSB)があるのはやはり便利。

HORI Real Arcade Pro EX」 の配置に変更

プロファイルは4種類保存でき、本体左上にある「FUNCTION」ボタンを押しながらスティックの上下を入力する事で瞬時に切り替えが可能です。

FUNCTIONボタンを押しながらスティック上下で切り替えが可能

LEDの色で現在のプロファイルが確認出来るため混乱することも無いかと思います。

LEDの色からプロファイルを判別可能

筆者は格闘ゲームを良くプレイしますが、いわゆるトレーニングモードにおいて、リスタートや入力の記録/再生を行うボタンがL3/R3といったちょっと遠い箇所に配置されている事が多々ありました。この切り替え機能を使用することでトレーニングモードの間だけL3/R3を手元に配置、といった事が可能になります。

スティックとボタンは三和派には少し厳しい?

アケコンのスティックやボタンと言えば三和が有名かと思いますし、筆者もこれまでずっと三和のパーツでプレイしていきましたが、「FIghting Stick α」はHORIの「HAYABUSA」と呼ばれるパーツが使用されており、筆者にはイマイチ合いませんでした。スティックは斜めが微妙に入りづらく、また特にボタンは厚みが抑えられており、押した時の手ごたえが感じられないのです。

というわけで、恒例の三和パーツに差し替えてみました。痛い出費ですが・・・。配線の色と対応するボタンの図が張られていますので繋ぎ変え自体は簡単です。

スティックとボタンを三和製に総入れ替え

ついでにアートワークも差し替えてみました。アートワークは「アケ魂」さんの所でオリジナルの画像から作成してくれます。「Character Creator 4」で作成したオリジナルキャラクターを素材に、「Affinity Photo」でPDFを作成して依頼しました。自力で作るのであればHORIからテンプレートをダウンロードしてA3対応のプリンタで印刷する事でも作成できますが、ボタン部分を丸くカットする等意外と敷居は高いかと思います。

ボタン配置については色々悩んだのですが、アートワークに書き込むのではなくシールを張ることにしました。(後でもし配置変えたくなった際に張り直しだけで済むため)。見栄えはイマイチになりますがまぁこれで良かったかなと思ってます。

アートワークを変えると雰囲気がガラっと変わる

気になる入力遅延は・・・全く感じず

最後になりますが・・・「HORI Real Arcade Pro EX」 の時点でもほとんど遅延は無い印象でしたが、「Fighting Stick α」についても同様に遅延は全く感じません。ボタン配置をソフトウェアで変更できるという事で若干心配していましたが杞憂となりました。ただ筆者はPCでしか使用していない為、PS4/PS5については何とも言えませんが・・・。

というわけで 「Fighting Stick α」 のレビューは以上となります。スティックとボタンについては好みが分かれるところですが、ボタン配置を簡単に変更出来る機能は一度使うともう他を使う気にならないほど便利です。遅延についても優秀かと思いますので、これからアケコンを購入する方は定番となるのではないでしょうか。

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