Acasis TBU405Pro M1 レビュー

Thunderbolt4対応のSSDエンクロージャが現実的な値段になり、ここらで一つ購入してみようということで「Acasis TBU405Pro M1」をポチりましたのでレビューを。

全身アルミ製、静穏ファン付で冷却も万全

エンクロージャは全体がアルミで作成されており、ON/OFF可能な静音ファンでさらに冷却性能を向上させることができます。筆者が1, 2時間使ってみたところ、ファンはOFFのままでもそこまで熱くならず、十分冷却されているように思えます。この辺は使用するSSD次第なところもあるかもしれません。

冷却性能は高い。ファンも不要であればOFFに出来る。

ケーブルは独立しているため、別途長めのケーブルを使用するといった事も可能です。もちろん標準でThunderbolt4対応のケーブルが1本付属していますので心配ありません。

FANのON/OFFはスイッチで行います。ON/OFF状態はケーブルを抜いても記憶しているようです。

ケーブル差込口とFANのON/OFFスイッチ

Thunderbolt 3, 4, USB 4 すべてに対応

Intel JHL7440 Thunderbolt と REALTEK RTL9210B のデュアル構成にして現状のThunderbolt/USB規格にすべて対応するという力業(?)構成をとっています。互換性の高さが特徴的です。

早速手持ちの機器で速度計測など行ってみました。使用したSSDは「Acer Predator GM7-2TB」で、読み込みは最大「7200 MB/s」、書き込みは最大「6300 MB/s」となっており、Thunderbolt4の40Gbpsをはるかに超える速度を叩き出せるSSDとなっています。

特にヒートシンクなどは追加せず、買ったままの状態で取り付けしました。これで冷えるのがちょっと不思議です(笑)

買った状態そのままで取り付け

デスクトップPC (ASUS Z790 ProArt)

筆者のメインPCとなるデスクトップPCはマザーボードに「ASUS Z790 ProArt」を使用しており、こちらはThunderbotl4フル対応となっています。計測結果は以下。

シーケンシャルライトが微妙に出ないがランダムアクセスは優秀

読み込みは「3100 MB/s」、書き込みは最大「2400 MB/s」程度出ています。

ちなみにWindowsで外付けSSDを使用する際は書き込みキャッシュを有効にする必要があります。これをやらないと書き込みがめちゃくちゃ遅くなります (500MB/sとか・・・)

コントロールパネル -> デバイス マネージャー ->ディスク ドライブ -> 対象のSSDを右クリックし、「ポリシー」タブから設定を変更します。

ノートPCその1 (Acer Nitro 5 AN515-58-N76Z46/6)

先日購入したUSB4対応(サイト上はThunderbolt4って書いてありますが・・・)のノートPCとなります。計測結果は以下。

シーケンシャルライトが一番早かった。何故・・・。

なぜかシーケンシャルライトはデスクトップより早いです。ランダムアクセスはいまいちな感じですが、格安ゲーミングノートでこれだけ速度が出るのはちょっと驚きです。前述の書き込みキャッシュ有効化も忘れずに。

ノートPCその2 (Apple Macbook Air M3)

最後にThunderbolt3に対応した「Apple Macbook Air M3」になります。計測結果は以下。

内臓のSSDに近い数値が出ており、十分に早い

こちらもシーケンシャル系はデスクトップより若干良い数字が出ています。ただWindowsとは使用しているツールが微妙に異なる点はご留意ください。

内臓のSSDに近い数値が出ていますので、本体SSDが異常に高い(2TBで120,000円!) Macbookの拡張としてはかなり有用かと思います。

Thunderbolt3, 4 / USB4 対応機器を所持しているなら一台持っておく価値あり

というわけで、「Acasis TBU405Pro M1」のレビューでした。外付けドライブとしてはとんでもない速度が出ています。熱も控えめで非常に優れたエンクロージャと言えるのではないでしょうか。

Acer Nitro 5 AN515-58-N76Z46/6 レビュー

4年近く前に購入したサブマシン「ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IV」ですが、ここ最近のゲームはフルHDでも相当厳しくなっており、ぼちぼち乗り換えかなということで楽天でセールしていた「Acer Nitro 5 AN515-58-N76Z46/6」をこの度購入いたしました。

スペックは以下のようになっております。

  • CPU : インテル® Core™ i7-12650H
  • メモリ : 16GB (DDR5-4800)
  • 記憶媒体 : 1TB NVMe SSD
  • グラフィックス : nVidia RTX 4060 Laptop
  • ディスプレイ : 15.6インチ 1,920 × 1,080 165Hz
  • 重量 : 2.5kg

お値段は151,840円、RTX 4060 Laptop を積むノートとしてはなかなかお買い得ではないでしょうか。ちなみに13世代を積んだ新型もぼちぼち発売されているかと思います。12世代と13世代の性能差は僅かですので、最新でなくても良いのであれば安くなった12世代版がおすすめです。

Acer Nitro 5 AN515-58-N76Z46/6

ノートPCとしては拡張性良し

さすがにデスクトップ並とは行きませんが、USB4を始めとする主要な端子は供えられており、周辺機器の接続で困ることはありません。

左側面

  • USB 3.2 Gen1 (5Gbps) Type-A x 1
  • Ethernet RJ-45 (1Gbps)
  • イヤホン端子

右側面

  • USB 3.2 Gen2 (10Gbps) Type-A x 2

背面

  • USB 4 Gen 3×2 (40Gbps) Type-C x 1
  • HDMI
  • DC

公式サイトには背面のUSB-CはThunderbolt4対応と記載があるのですが、デバイスマネージャを見る限りはThunderbolt4の表示は見えず、USB4デバイスしか見えません。チップセットドライバなどを最新化しましたが変わらず。やはりこの値段帯でTB4フル対応はちと無理があるのでしょうか・・・ただここは公式サイト記載の仕様と異なるので修正して欲しいところ。

一応、USB4として速度がしっかり出るか?Thunderbolt4対応のSSDエンクロージャーを用いて速度を計測してみました。

  • SSD : Acer (エイサー) Predator GM7-2TB
  • エンクロージャ : ACASIS TBU405Pro M1
USB4としての要件は満たしていそう

読み書き共に20Gbpsを超える速度が出ていますのでUSB4の基準は満たしているようです。

また贅沢を言えばLANは2.5Gbps対応にして欲しかったところですが、エントリーモデル(?)なのでそこは我慢でしょうか。またSDカードスロットも無いのでそこもマイナスポイントかもしれません。

内部の拡張性も充実 (保証は切れるけど)

内部のストレージやメモリについては普通に汎用品を使用しており、カスタマイズ可能です。ただ、開ける際に保証のシールを剥がすことになりますので、正規の保証は受けられなくなりそうです。この辺りは自己責任となります。(増設用のSATAケーブルを同梱しておいて分解するなってのも変な話ですが(笑))

① : 元から装着されている1TB SSD
② : NVMe M.2 (2280) 追加用
③ : SATA 追加用

筆者は③にCFDの「SSD1TB CSSD-S6L1TMGAX」を追加しています。
(撮影時期の都合で映っていませんが②にもキオクシアの「EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N」を追加しています)

ストレージを2台追加可能

メモリはDDR5-4800MHzが2枚で交換可能です。筆者はCORSAIRの「CMSX32GX5M2A4800C40 (16GB x 2)」に入れ替えました。

メモリの交換も容易

無事SSD3台、メモリ32GBを認識しています。

ノートPCではなかなか見られない、内部 SSD 3台構成

想像以上のゲーミング性能

今回最も驚いたのがゲーミング性能で、デスクトップと遜色ないパフォーマンスを発揮しています。以前の「ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IV」で積んでいた「RTX 2060 Max-Q」がデスクトップ用の半分くらいの性能しかなかった(Core数等も少ない)ことに対し、「RTX 4060 Laptop」はデスクトップ版とコア数などが全く同じになっているので、電力さえ掛ければ最大限に実力を発揮できます。

試しに鉄拳8をフルHDの最高画質でプレイしてみましたが、60fpsをキープしたまま、快適にプレーできています。さすがにファンはそれなりに回りますが、ゲーム音を出していればあまり気にならないかと思います。また意外と熱風が噴き出す、といった事もなく熱暴走も起きません。これなら解像度をもう一つ上げてもいけそうな雰囲気です。ストリートファイター6も同様にフルHD、最高設定で行けます。

最新のゲームでもフルHDであれば最高画質でプレイ可能

また、HDMIを介しての外部ディスプレイ接続においては4K 144Hzに対応しており、作業的な用途にも十分耐えられます。

外部4Kディスプレイで作業効率を向上

ちなみにUSB4を通しての映像出力は内部グラフィック側が使用されるため、4K 144Hzは出力出来ないようです。USB-C一本で接続できることを生かし、液タブ等を繋ぐのも良いかもしれません。

ACアダプタデカ過ぎ問題

これはもう定番というか、これだけ性能出る以上は避けられない問題ですね・・・。
ACアダプタがやたらデカいです。ぼちぼちGaN等で小型化を図ってほしいものですが、この消費電力でGaNにするとおそらく2万ほど値段が上がってしまいそうです。本体が2.5kgあり、アダプタもコード含めて1kg近くあるので気楽に持ち運び、とはいかなそうです。

またバッテリーでは十分な性能を発揮できず、2時間も持たずに切れてしまいます。バッテリー駆動時は設定を低くするなどの工夫も必要です。

これまで見た中でもトップクラスのデカさ

おまけ : Ubuntu 24.04 LTS を入れてみた

つい最近リリースされたばかりの「Ubuntu 24.04 LTS」をインストールしてみました。こちらも何も問題なくインストールが完了し、RTX 4060もしっかり認識されております。

Ubuntu 24.04 LTS もすんなりインストール完了

というわけで、「Acer Nitro 5 AN515-58-N76Z46/6」のレビューでした。数年前の私なら「ゲーミングノートはやめておけ」と言ってたところですが、今のゲーミングノート(RTX 4060 搭載)であれば「普通に買ってOK」と言えます(笑)。もちろんメインはデスクトップ、という点はこれからも変わりませんが、サブとしては全然ありです。

Minisforum UM560 レビュー

8年ほど使用したサーバをぼちぼち置き換えようという事で、省電力なデスクトップPCを組もうかなと思っていた矢先、Minisforum「UM560」という良い感じ小型PCが発売されたので速攻購入しました。カスタマイズは「メモリ 16GB」「SSD 512GB」となります。ベアボーンにするとOSが付かない割に値引きがそこまで大きくないので、この組み合わせが一番お得なのではないでしょうか。

Minisforum UM560

給電がUSB-C PD (Power Delivery)

UM560最大の特徴と言えば、電源の供給がUSB-C PD (Power Delivery)である事でしょう。いわゆる省電力ノートPCでは当たり前ではありますが、デスクトップPCでこの給電方式はありそうでなかったポイントです。

65WのGaN電源アダプターが付属していますが、非常に小さく取り回しが良いです。その気になればモバイルバッテリーでも駆動可能でしょう。

付属の電源アダプタがとにかく小さい

拡張性も十分

小型PCという事で気になる拡張性ですが、なかなか充実しています。前面にはヘッドホン端子とUSB-C x 2 (うち一つはディスプレイ出力専用) が実装されています。ディスプレイ出力専用という点が液タブを使用する方にとっては気になる点かもしれません(データと映像を1本でやり取り出来ない)。

前面の端子群

背面は給電用のUSB-C PD (ディスプレイ出力兼)、2.5G LAN、USB3 x 2、HDMI x 2、USB2 x 2があります。LANが2.5Gなのはサーバ用途としては嬉しいところです。

背面の端子群

また無線系としては「無線LAN (WiFi6)」「Bluetooth (LMP 5.2 (0xb))」が実装されており、2022年8月時点では最新に近いバージョンとなります。

AMD Ryzen 5 5625U は十分にパワフル

筆者はサーバ用途で購入したので性能はそこまで追求していませんでしたが、購入時にWindow11がプリインストールされていましたので試しに使用してみたところ、4K環境でも非常にサクサク動作してました。youtubeで4K動画などの再生も試してみましたが余裕をもって再生出来ています。

Windows11がプリインストール

参考までにこれまで使用していたサーバに載っていたCPU「intel Core i3 4130T」と比較してみました。(参考 : AMD Ryzen 5 5625U vs Intel Core i3-4130T @ 2.90GHz [cpubenchmark.net] by PassMark Software)

シングルスレッドで2倍弱、マルチスレッドで5倍弱の性能、それでいて消費電力は半分以下になっています。9年前のCPUと比べるのも酷ではありますが、時代の流れを感じます。

省電力タイプだが性能は高い

カスタマイズは若干難ありか

本PCは内部に2.5インチのストレージを増設することが可能です。サーバ内のファイル置き場として使用するため増設を試みました。

まずは本体底のねじを外し、蓋を開けてみます。M.2 SSD (intel SSD 660p) とメモリ(Kingston CBD32D4S2S1MF-8) 2枚が見えます。

メモリとM.2 SSDが装着されている

で、取り外した蓋の裏側に2.5インチのSSDを取り付け可能なのですが、ここで一つ問題が。

蓋の裏に2.5インチ SSDを取り付け可能だが・・・

2.5インチSSDを取り付けた状態で蓋を閉めようとすると、M.2 SSDに装着されているヒートシンクと干渉しきっちり閉まりません・・・。使用した2.5インチSSDは「Crucial MX500」とド定番のSSDなのですが・・・。

蓋がきっちり閉まらない・・・

仕方ないのでM.2 SSDをヒートシンク無しでも発熱の少ない「Crucial P2」に差し替える事にしました。「intel 660p」でも多分大丈夫だとは思いますが、Windows11プリインストールされており、メインPCトラブルの際に臨時で使えそうなのでこちらは残すことにしました。

Ubuntuの導入は驚くほどすんなり

Ubuntu 22.04 LTS をインストールしてみましたが、有線LAN/無線LAN/Bluetooth等はインストール直後にしっかり認識しており、追加のドライバインストールを行うことなく使用出来ました。これはうれしい誤算です。発売直後のPCにUbuntuを入れるとLANドライバが無くてネットワークが使えない、なんてのは結構ありますので・・・。4K表示もOKですし音楽再生も問題ありません。

追加のドライバ不要でしっかり動作

Docker入れて旧サーバからWordpress等をお引越し、無事今ご覧になっている本Webサーバが稼働しております。

というわけで「Minisforum UM560」のレビューでした。小型で性能も高く、消費電力低い、取り回しも良いと今のところいいこと尽くめではありますが、ストレージの増設トラブル、また電源やファンの品質については若干不安が残るところではあります。以前のサーバは8年間動き続けていましたので、果たして同じ年数動き続ける事が出来るか、ひとまず様子見と行きます。

Minisforum UM560 製品ページ

HORI Fighting Stick α (PS4/5) レビュー

既に「HORI Real Arcade Pro EX」「Gamesir Arcade Fightstick C2」と2つもアケコンを所持しているのですが、つい先日発売された「HORI Fighting Stick α (PS4/5)」がどうにも気になってしまい、ポチってしまいましたのでレビューを。

「HORI Fighting Stick α (PS4/5)」

安定感は問題無いが、若干剛性不足

重量は2.7kgとここ最近のアケコンの中では少し軽めではありますが、本体底にある滑り止めも併せて、安定感は十分と思います。足の上にのせて使う方でも問題ないでしょう。

十分に重く、滑り止め付きで安定化は問題なし

ただ、このアケコンはアタッシュケースのように本体をパカっと開くことが出来るのですが、そのギミックのせいか本体両サイドが微妙に反り上がっています。ロック部分が本体真ん中にあり、両サイドは浮いている状態なのでそれが原因かと。もちろん、プレイに影響が出るようなことはありませんが。

真ん中から両サイドにかけて微妙に反り上がっている

PS4/PS5/PCの切り替えが可能

筆者はPS4/PS5を持っておりませんので試す事は出来ませんが、本体右上にPS4/PS5/PCを切り替えるスイッチが付いており、「Gamesir Arcade Fightstick C2」 のようにPS4利用時に純正コントローラーを別途接続する必要はないようです。PCについてはXinputのデバイスとして認識されます。DirectInputには対応していませんので古いゲームをプレイする場合には注意が必要です。

PS4/PS5/PC で切り替え可能

配線を変更する事なくボタン配置を変更可能

本製品は本体を開けてボタンの配線を変更する事が可能ですが、公式のボタン配置変更アプリ「HORI Device Manager」を利用することで、物理的な配線はそのままに、仮想的に好みのボタン配置に変更する事が出来ます。

以下はデフォルトのボタン配置ですが、筆者の手は 「HORI Real Arcade Pro EX」 の配置に慣れ過ぎてもうどうしようもないので、配置を変更する必要があります><

デフォルトの配置

「HORI Device Manager」 でボタン配置を変更します。「HORI Real Arcade Pro EX」と同じ配置に変更しました。「HORI Real Arcade Pro EX」 には無いL3/R3(LSB/RSB)があるのはやはり便利。

HORI Real Arcade Pro EX」 の配置に変更

プロファイルは4種類保存でき、本体左上にある「FUNCTION」ボタンを押しながらスティックの上下を入力する事で瞬時に切り替えが可能です。

FUNCTIONボタンを押しながらスティック上下で切り替えが可能

LEDの色で現在のプロファイルが確認出来るため混乱することも無いかと思います。

LEDの色からプロファイルを判別可能

筆者は格闘ゲームを良くプレイしますが、いわゆるトレーニングモードにおいて、リスタートや入力の記録/再生を行うボタンがL3/R3といったちょっと遠い箇所に配置されている事が多々ありました。この切り替え機能を使用することでトレーニングモードの間だけL3/R3を手元に配置、といった事が可能になります。

スティックとボタンは三和派には少し厳しい?

アケコンのスティックやボタンと言えば三和が有名かと思いますし、筆者もこれまでずっと三和のパーツでプレイしていきましたが、「FIghting Stick α」はHORIの「HAYABUSA」と呼ばれるパーツが使用されており、筆者にはイマイチ合いませんでした。スティックは斜めが微妙に入りづらく、また特にボタンは厚みが抑えられており、押した時の手ごたえが感じられないのです。

というわけで、恒例の三和パーツに差し替えてみました。痛い出費ですが・・・。配線の色と対応するボタンの図が張られていますので繋ぎ変え自体は簡単です。

スティックとボタンを三和製に総入れ替え

ついでにアートワークも差し替えてみました。アートワークは「アケ魂」さんの所でオリジナルの画像から作成してくれます。「Character Creator 4」で作成したオリジナルキャラクターを素材に、「Affinity Photo」でPDFを作成して依頼しました。自力で作るのであればHORIからテンプレートをダウンロードしてA3対応のプリンタで印刷する事でも作成できますが、ボタン部分を丸くカットする等意外と敷居は高いかと思います。

ボタン配置については色々悩んだのですが、アートワークに書き込むのではなくシールを張ることにしました。(後でもし配置変えたくなった際に張り直しだけで済むため)。見栄えはイマイチになりますがまぁこれで良かったかなと思ってます。

アートワークを変えると雰囲気がガラっと変わる

気になる入力遅延は・・・全く感じず

最後になりますが・・・「HORI Real Arcade Pro EX」 の時点でもほとんど遅延は無い印象でしたが、「Fighting Stick α」についても同様に遅延は全く感じません。ボタン配置をソフトウェアで変更できるという事で若干心配していましたが杞憂となりました。ただ筆者はPCでしか使用していない為、PS4/PS5については何とも言えませんが・・・。

というわけで 「Fighting Stick α」 のレビューは以上となります。スティックとボタンについては好みが分かれるところですが、ボタン配置を簡単に変更出来る機能は一度使うともう他を使う気にならないほど便利です。遅延についても優秀かと思いますので、これからアケコンを購入する方は定番となるのではないでしょうか。

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マルチOS対応メカニカルキーボード「Keychron k8 (JIS配列)」

「M1 Macbook Air」でのプログラミング作業が増えてきたのでMac用のメカニカルキーボードを物色していたところ、日本語配列で良い感じのキーボードが見つかりましたのでレビューしてみます。

Keychron k8

Mac用のキーボードと言えばApple純正の「Magic Keyboard」が定番ですが、どうにもキーストロークが浅く、また十字キーも非常に押しにくいため筆者にはとても耐えられないものでした。

Mac用のメカニカルキーボードがとにかく少ない!

Mac用のメカニカルキーボードというのが非常に種類が少なく、さらにJIS配列まで求めるともう数種類しかないんじゃないかというレベルです。なので選択肢は限られてはいましたが・・・。

ふと見つかったのが「Keychron」というメーカーのメカニカルキーボード「k8」でした。赤軸/茶軸/青軸から選択することができ、十字キーも独立したタイプ、さらにJIS配列モデルが用意されています。Windows/Mac両対応で有線/Bluetooth接続に対応と至れり尽くせりな内容。これは行けると思いポチっと行ってみました。

Windows/Macどちらでも全く違和感ないキー配列

下記は現在Windowsで使用している「FILCO Majestouch 日本語108キーボード・かなあり・黒」ですが、見比べてみるとテンキーを除いた物理的なキー配置がほとんど同じである事が分かるかと思います。

キー配置、サイズ感まで非常に近い

本製品にはWindowsとMacでキーのラベルが異なる箇所に関して、交換可能なキートップが付属しています。筆者はWindows歴が非常に長く、Mac歴が浅い、という状態ですので、キーのラベルはMacにして使う事にしました。こういった使い方の際、キーの配置がこれまでのWindowsキーボート同様というのが非常に助かります。

Windows/Macの切り替えは専用のスイッチで行う

本製品ではWindows/Macの対応を専用のスイッチにより実現しています。例えばWindowsでは「半角/全角」キーがありますが、Macにはありません。このような差を切り替え機能により吸収しています。

本体左サイドにWindows/Mac切り替えスイッチ

慣れれば手探りだけで切り替える事が出来ますので面倒に感じる事もありません。

接続方式は有線/Bluetooth3台

Windows/Macとの接続方式としてはUSB-Cケーブルによる有線接続、およびBluetoothによる無線接続(3台まで)が用意されています。USB接続があるためBIOSの操作にも対応できますね。またゲーム等のシビアな入力を必要とする際にも有線がおすすめです。

筆者はMacとの接続はBluetoothにしています。Macbook Air自体にも当然キーボードが付いていますのでBIOS操作等が必要であればそちらでやればOKですね。また3台までペアリングできますのでiPadも本キーボードで入力できるように設定しました。またBluetoothのバージョンは5.1で、接続安定性、反応速度共に非常に良好です。正直もっと遅延とかあると思ってましたがここもうれしい誤算です。

赤軸はCherry製ではないが良好な打ち心地

これまで使用していた 「FILCO Majestouch」はCherry製の茶軸でしたが、少しカチャカチャ音が気になっていましたので今回静かと言われる赤軸モデルを選んでみました。Cherry製ではなくGateron製のようですが、これが予想外に打ち心地が良く感じました。逆に音はそこまで静かな感じはしませんでしたが・・・。耳につかない角の取れたマイルドな音ですので、周りの迷惑感は減っているかと思います。

静音性に優れているといわれる赤軸互換スイッチ

ちなみに左シフトキー、スペースキー、エンターキーだけ押し心地が異なりますが、これはスタビライザーが装着されている為です。これ、知らない人は不良品とか思ってしまうかもしれないですね・・・。説明書に書いた方が良いかと思いました。

大型のキーは押下圧拡散の為にスタビライザーが装着されている

キーボードの角度は3段階

キーボードの角度付けは3段階で、下記のようなゴム足タイプで調整できます。見辛いかもしれませんが「なし、小型(内側の足)、大型(外側の足)」で調整できます。もう少し角度が付いても良かったかなとは思います。

角度調整は3段階

キーボード本体に高さがあり、パームレスト必須

唯一不満というか気になった点は全体的なキーボード自体の高さです。非常に高く設計されている為、長時間使用する場合はパームレストが無いと腱鞘炎になりかねません。まぁメカニカルキーボードはどの製品もそれなりに高さはあるので仕方ないと言えば仕方ない点ですね。



ヒンジの「締め」に対応したタブレットスタンド「UMUST M001」

UMUST M001

全身アルミ製で高級感もあり、ケース付きのiPadを置いても割と安定してこの時点で結構良い感じなのですが、筆者が気に入ったのは六角レンチにより2か所のヒンジの締め具合を調整できる点。

2か所のヒンジ強度を六角レンチ(付属)で調整可能

この調整機能、他のタブレットスタンドを見ても実はほとんど見かけないんですよね。これがあることにより、この手のスタンドによくある「おじぎ」現象が全く発生しなくなります。それどころかさらに重いモバイルモニタ等を置いてもびくともしなくなります。もちろん、手で角度を調整出来る絶妙な締め具合で、です。

作りの悪いスタンドにありがちな「おじぎ」が全く発生しない

高さ調整機能があれば満点でしたがまぁ贅沢ですかね。というわけで、かっちりしたタブレットスタンドを探している方におススメしておきます。

「Character Creator 3」 で作成したキャラをUnityに登場させる

前回「Reallusion 「Character Creator 3」で遊んでみる」で作成したオリジナルキャラクターをUnityへ登場させてみます。

Character Creator 3

まずは「Character Creator 3」からFBXファイルをエクスポートします。メニューから「File」→「Export」→「FBX (Clothed Character)」を選択します。

FBXのエクスポート

プリセットに「Unity 3D」があるので選択します。今回はアニメーションは無くキャラクターも出るだけですので「FBX Options」は「Mesh」のみとしています。また「Delete Hidden Faces」にチェックを入れると「服等で見えない箇所」のポリゴンが見えなくなり、モデルが若干軽量になります。

出力プリセットには「Unreal」や「Blender」もある

「Export」ボタンを押下すると下記のダイアログが表示されますが、気にせず「OK」を押下します。

一度エクスポートするとCC3には戻せないよ、とのこと。気にしない

ファイルの保存場所を聞かれるので適当な場所に保存。

出力先はどこでもOK

Unityに移ります。エディターのバージョンは「2021.2.6f1」を使用。今回は新規に「URP (Universal Render Pipeline)」でプロジェクトを作成しました。

今回は軽量の「URP」プロジェクトを使用

「Character Creator 3」で作成したキャラクターを「Unity」へインポートする際は「Reallusion」が提供するスクリプト「 Auto Setup for Unity 」を通して行います。最新版は「github」にて公開されています。緑色の「Code」ボタンを押下し、「Download ZIP」からダウンロードできます。

最近オープンソース化しました

まずは先ほどダウンロードした「Auto Setup for Unity」を「Unity」へインポートします。zipファイルを解凍し、生成された「Auto-Setup-for-Unity-main」フォルダを「Unity」の「Assets」フォルダにドラッグ&ドロップします。

インストールはドラッグ&ドロップのみでOK

インポートするとスクリプトのビルドが走ります。ビルドが正常に完了すると「CC_Assets」というフォルダが生成されます。

次は「Character Creator 3」で作成したキャラクターをインポートします。「Character Creator 3」でエクスポートしたファイルを適当なフォルダに格納し、そのフォルダごと「CC_Assets」フォルダにドラッグ&ドロップします。

インポートもドラッグ&ドロップ

インポートしたモデルはプレハブ化されます。ひとまずシーンに放り込んでみます。ざっと見た感じテクスチャ等も正しく表示されているように見えます。

取りあえずシーンに放り込んだ状態。それらしく表示されている

アップにして表示してみるとなんか肌がおかしい?なんか乾燥感というかパサパサ感というか・・・。リアルと言えばリアルなのかもしれません。

なんかパサパサしてる・・・

見た感じノーマルマップが効き過ぎな印象ですので「Normal Map」の値を「0.25」に下げてみました。肌が滑らかになりました。この辺は好みです。

美肌効果を適用(?)

髪の毛もなんか変ですね、インナーカラーが入ったような表示になっています。ジオメトリも透過度がおかしいのか、髪の毛の途中で別のメッシュが割り込んだような表示に・・・。

頭頂部から耳の上あたりにかけてインナーカラーのような表示が見える

インナーカラーのような現象は「smoothness」を落とすことで改善されました。が、透過度絡みの現象はパラメータ調整だけでは修正出来ませんでした。シェーダーレベルで弄らないとダメそうな感じです。

「smoothness」を落とすことで多少自然に

「URP」では仕方ないところではありますが、影の映り方も少し変ですし、シャドウアクネも至る所に発生しています。「Directional Light」の「Shadows」にて、「Depth」や「Nomal」を弄ることで多少改善出来ますが、これ以上拘るなら「HDRP (High Definition Render Pipeline)」を使用した方が良いでしょう。

URPは影の品質があまり良くないので一苦労・・・

最後にポストプロセスで仕上げて絵的にはこんな感じになりました。コントラストや彩度が増し、最近のゲームっぽさ(?)が出たのではないでしょうか。

簡単ですが「Post Process」で仕上げ

無料のアセット「Starter Assets – Third Person Character Controller」をインポートし、取り込んでみました。※「URP」で使用する場合はマテリアルの変換が必要

アクションゲーム風?

インポートスクリプトはもう少し改善の余地がありそうですが、おおむね良い感じにインポートされているかと思います。次は「Unreal Engine」の方も試してみたいですね。

「Edius X Pro」で「H.265 ソフトウェアエンコード」をテスト

Edius X Pro

Edius X Pro」の最新版「Ver.10.30b8244」がリリースされ、リリースノート見たところさりげなく「H.265/HEVC ソフトウェアエンコーダーが利用可能」とありました。

発売してからずいぶん経ちましたが、これでようやく「H.264 / H.265」共に「CPU / QSV(Quick Sync Video) / NVENC (Nvidia Encoder)」すべて使用可能となりました。Ryzen環境にてNvidia製のGPUを積んでなくてもエンコード可能となったのは一安心といった所でしょうか。

Intel環境にて「H.265/HEVC」のエンコーダを選ぶと「H.264/AVC」と同様、「ハードウェアエンコードを使用する」のチェックボックスが表示されるようになりました。
※Ryzen環境では同チェックボックスは表示されません

H.265でもハードウェアエンコードの使用有無が選択可能となった

前回はエンコード中の進捗ゲージ「0%~100%」をストップウォッチで測っていましたが、今回は「GV Job Monitor」の「開始日時」「終了日時」の差を取る事としました。実際のエンコード時間以外にファイルの準備時間やエンコード後の保存処理等も含まれているかと思いますが、体感としてはこちらがより近いかと思います。

「終了日時」-「開始日時」の秒数で計測

これまでの結果も改めて取り直してみました。元動画も前回同様、「Microsoft Flight Simulator」を「4k 60p 150Mbps」でキャプチャしたものを使用しました。

まずはH.264から。

H.264のエンコード結果

前回の結果と比べるとかなり遅いですが「実際に待たされている時間」となっています。相変わらずQSVが早いです。CPUでもそこまでストレスは感じないかと思います。NVENCが思ったより伸びないですね・・・。

続いてH.265。

H.265のエンコード結果

NVENC及びQSVがかなり優れているのが分かります。CPUは遅すぎて正直使用する気になりません。Ryzenかつ Nvidia GPUを積んでいない環境で仕方なく選ぶ、ってとこでしょうか・・・。

というわけでほぼ最終形(?)となった「Edius X Pro」での各種エンコード結果でした。最近は他社からも動画編集ソフトは様々リリースされていますので、もはや「Edius」に拘る必要も無いかもしれませんが、「Edius」を使用するのであればやはり「Intel + Nvidia」というのは変わらなそうです。

Reallusion 「Character Creator 3」で遊んでみる

Character Creator 3

仕事の関係もあり最近Unityを弄っているのですが、ある程度覚えてきて「仮想世界で人型キャラを動かしたい」という欲が出てきました。

イメージとしては「Skyrim」等をプレイしてる方にはおなじみの「キャラクターエディット」の高性能版という感じで、顔なり体格なりを相当細かく弄ることができます。

で、やはり「skyrim」等をプレイしている方なら絶対経験あるかと思いますが、これで美人キャラ作れる!とか思って散々頑張っても大抵ロクなキャラが生まれません。

DAZ3Dキャラクターのインポートも可能なので、結局オリジナルは諦めてインポート中心で作っていたのですが、最近このソフトに「化粧」機能が付きまして、これはひょっとしてと思って試してみたところ、そこそこ良い感じのキャラが作れるようになりました。

とりあえず化粧でどのくらい変わるのか?を検証するため、「Character Creator 3」を起動した直後に出てくるデフォルトの人に化粧を入れてみます。レンダリングは「Iray Render Plug-in」を使用しています。

まずは「Character Creator 3」を起動した直後に出てくる女性

初期状態では海外のゲームありがちな、かなり怖めの女性キャラクターが表示されます

スキンヘッドでちょっと怖い感じです・・・。試しに髪を載せてみます。「Hair Builder」に含まれる髪型をそのまま使用しました。

髪があるだけで大分印象が変わりました

これだけでも大分怖さは無くなり、まぁモブキャラとして街を歩いている女性キャラクター位(?)にはなったかと思います。

まずは「Foundation (ファンデーション)」。いわゆる下地ですね。

ファンデーションを適用。顔全体が明るくなった(と思います)

弱めのモノを使用したので分かりづらいかもですが、全体的に顔が明るくなりました。

続いて「Contour (コントゥア)」。ハイライトやシェーディングを使って顔に陰影を付ける事で、小顔に見せたりシャープに見せたりといった効果があります。

コントゥアを適用。顔の輪郭が強調されました

次は「Blush (チーク)」。自然な血色感をプラスする事で華やかさを与えます。なんか化粧の宣伝みたいになってきました・・・。

チークを適用。自然な血色が追加されました

次は「Highlight (ハイライト)」。顔に立体感とツヤ感を与えます。正直違いがあまりないように見えますがこだわる女性には必要なのでしょう。きっと。

ハイライトを適用。正直よく分からりません

次は「Eyeliner (アイライナー)」。目の形を大きく、ハッキリと見せます。ここで大分印象が変わります。

アイライナーを適用。目が大きく、ハッキリしました

次は「Eyeshadow (アイシャドウ)」。立体感や印象、また眉と目の距離を近く見せる等の効果があるようです。

アイシャドウを適用。適用した方が良く見えるのでやっぱり必要なんだと思います

次は「Eyelash (つけまつげ)」。アイライナーと同じような効果があるようです。これは結構印象が変わるのでオススメか!?

確かに印象が変わります。目がかなり大きく見えるようになりました

最後に「Lip Makeup (口紅)」。チーク同様、血色の良さを出すためのようです。個人的にはあまり赤の強い口紅が好きではないので薄めのモノを選択しました。

ちょい薄めなのでわかり辛いですが、血色がよくなった気がします

というわけで完成です。初期状態と完成形を並べてみます。確かに美人化していると思います。なんかセレブっぽい感じになりました。

化粧なしVersion
化粧ありVersion

アイドル等の顔を参考に若干デフォルメを入れつつ、日本人風(?)なオリジナルキャラクターを作成してみました。ベースはデフォルトの女性モデルですが、モーフパラメータをかなり弄ってます。一応化粧無しでもそれなりに見えるように頑張ったつもりです・・・。

オリジナルキャラ 化粧なしVersion
オリジナルキャラ 化粧ありVersion

(世の女性が化粧に力を入れる理由が分かった気がします・・・)

「Character Creator 3」には「Headshot」と呼ばれる、写真をもとにキャラクターを作成する機能もプラグインで対応しています。自身の顔を取り込んで特殊メイクしてゲームに登場させる、なんてのも面白そうです。欠点はプラグインをいくつか入れないと(購入しないと)それなりのキャラは作れない、といった所でしょうか・・・。この手のソフトは結構出費が嵩みますね^^;

次回は作成したキャラをUnityへ登場させてみようかと思います。

GIGABYTE M32U レビュー

GIGABYTE M32U

画質は・・・普通?

同じ4Kという事もあり、画質をウリにしていた「EV3237」や「49Z720X」との違いについては正直分かりませんでした。十分綺麗ですし、すべてIPSなので視野角といった部分も十分かと思います。発色は「49Z720X」の方が好み・・・ですかね。ドット抜けが無かったのは一安心(筆者は過去10台近く液晶買っていますが未だドット抜け0が続いております)

144Hzのヌルヌル感!

「EV3237」との大きな違いといえばやはりこのリフレッシュレート「144Hz」かと思います。マウスの動きからしてヌルヌルしてますし、テキストをスクロールした際の目の疲れが全然違います。ゲームは・・・RTX3080をもってしてもなかなか難しいですね><少し古いゲームであれば出せないことも無いですが。

4Kプレイでの遅延がめちゃくちゃ少ない!

「EV3237」の遅延は論外として・・・「49Z720X」も遅延が少ないテレビとして有名でしたが、「M32U」はさらに遅延が抑えられています。格闘ゲームをプレイするとその差がはっきりとわかります。これまでよりもコマンドを「遅く」入力しないとジャスト入力系のコンボが繋がらないというのはなかなか驚きでした。「49Z720X」も「1920×1080 120Hz」であれば十分早いですけど。ただこの点についてはこれまで設定できなかったNVIDIAの低遅延モード「ウルトラ」が有効となった事も影響しているかもしれません。

G-SYNC互換モードあり
低遅延モード「ウルトラ」が利用可能に

4K表示時の「49Z720X」との遅延差を確認するため、両モニタで同時に「LCD Delay Checker」を表示させてみたところ、1.5フレーム (25ms) 程「M32U」の方が早いという結果に・・・。この差は格闘ゲームでフレームを考えてる人なら重要さが分かるかと思います。

「M32U」の方が数字が大きい = 遅延が少ない

スピーカーは・・・そんなものは無かった

一応、内臓のスピーカーが付いていますが音はお察し・・・。ヘッドホン端子があるのでそこから外出しする事をお勧めします。オーディオインターフェースがあるならそちらから出す方が良いかと思います。

画質等の調整は「OSD Sidekick」

画質調整は本体の裏の十字キーを使用しても行えますが、GIGABYTEが公開しているツール「OSD Sidekick」を使用することでWindows上からマウスを使用して調整が可能です。かなり設定項目が多いのでこのツールでやらないと結構しんどい気がします。ちなみにファームウェアのアップデートは本ツールから行うことになりますのでインストールはほぼ必須です。

かなり細かく設定可能。マウスで操作できるのは楽

また、稀にUSBケーブルが接続されていない的なエラーが出る事がありました。何度繋ぎなおしても認識せず・・・。いろいろ試した結果、M32Uの電源ケーブルを一度抜き差しすると治りました。M32U内部のソフトウェアがクラッシュしているんですかね・・・。

PCやスマートフォンとキーボードやマウスを共有できる「KVM」

本モニターのユニークな機能がこの「KVM」で、例えば

  • 本モニタのUSB3.0端子に「マウス」と「キーボード」を接続
  • 本モニタのUSB3.0-B端子と「Windows PC」を接続
  • 本モニタのUSB-C端子と「Macbook Air」を接続

と繋いだ場合に、「マウス」と「キーボード」の接続先を「Windows PC」と「Macbook Air」で切り替える事が可能となります。まぁWindows用のキーボードをMacに入れても正直混乱するだけで意味無かったですが、アイデア次第でいろいろやれるかもしれません。ただ本機能はまだ不安定なところがあるようで(M32Uのファームウェアは最新の「F6」を使用)、例えば「Macbook Air」を使用中にケーブルを抜くと画面は「Windows PC」に切り替わりますが「マウス」と「キーボード」が動かない状態になったり・・・。この辺はファームウェアアップデートに期待でしょうか。

なんかTypeC側が表示無効になってますが・・・使えてます
本体裏にボタン。2つしかないので手探りでなんとなくわかる

DisplayPort 1.4(DSC)とHDMI 2.1の違いは?

「4K 144Hz」をロスレスでフル転送するには現在の「DisplayPort 1.4」では帯域が不足しています。そこでデータの圧縮を行う「DSC」という技術が使用されていますが、当然「圧縮」という事で画質の劣化が「人間にはわからないレベル」で発生しているようです。実際じっくり見比べてみましたが・・・全然分からないですね^^;後は当然追加の処理が行われているので遅延が気になるところですが、こちらもさっぱり分かりませんでした。仮にあったとしても1msも無いと思われます。おそらくマイクロ秒レベル!?

「4K 144Hz」を出せるスペックのPCがあれば超オススメ

結局これに尽きるのですが、2021年時点で「4K 144Hz」の実力を発揮するには「RTX3080」でも厳しいものがあります。ただ、通常の作業においても高リフレッシュレートの恩恵は十分に受けられます。またゲームプレイ時の遅延の少なさは特筆すべきと言えます。将来にわたって長く使用出来るモニタとなるのではないでしょうか。出始めという事でファームウェアの不安定さはありますが、アップデート機能があるので改善はされていくかと。

補足 : 動作確認に使用したケーブル

付属のケーブルはいずれも短く(2mも無い)、PCを少し話している筆者の環境では全く届かなかったのでケーブルは他社製のモノを使用しております。